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宮田 実奈「大切なお気持ちを守りたいです」

新卒の就活では、新聞記者が第一希望でした。
ジェンダーやセクシャリティに関する発信を通して、事実や想いを届けることで、少しでも生きやすい社会にしたいと思っていました。

女の子は、スカートを履いたり、髪を伸ばした方がいいよ。
女の子は、甘えた方が可愛いよ。
何気ない言葉に傷ついたり、不快に思ったり、私自身が昔からジェンダー表現に悩んでいました。

身長は170cm、陸上競技歴は10年間、好きな食べ物は餃子。
世間の「女の子らしい」からはきっとほど遠いけれど、そんな自分のことを私は好きでいたいし、「女の子らしく」なくていいから「自分らしく」生きていたいと思っています。

結局、第一志望の新聞社には進めず、第二志望の損害保険会社に就職。
自動車保険の営業部署に在籍し、1年間事務、2年間営業を担当しました。
在籍中、社内外の人には恵まれたものの、新聞記者になりたい想いが消えず、このまま同じ会社で勤め続けていていいのか?と悩み、考え抜いた結果、丸3年での退職を決意しました。

そして、転職サイトで「ジェンダー」と検索し、ヒットした会社が“ブリッジラウンジ”でした。

その時、初めて日本に男性同士の結婚相談所があることを知り、とても衝撃を受けたと共に、「ここで働きたい!」と強く思いました。

新聞記者を目指して転職活動をしていたものの、実際に同性カップルを世に送り出す現場に携わる仕事こそ、ジェンダーやセクシャリティに悩む人の力になり、社会をよりよくできると思いブリッジラウンジを志望。念願叶って今、私はここにいます。

「普通の人生の方が生きやすかった」
「このままひとりで生きていくしかないと思っていた」

ブリッジラウンジで出会う人から、このようなお気持ちを聞くたびに、悔しくて堪らなくなります。

LGBT、ジェンダー、多様性…セクシャリティに関する言葉は以前より広がり認知されてしますが、家族、友人、職場にカミングアウトできず出会いの活動ができない人や、アプリやゲイバーでは長期交際できる人とは出会えないなどのお悩みを抱える人など、ここでは書ききれないほどのたくさんのお話をお伺いしてきました。

この仕事に就き感じることは、同性同士であろうと異性間であろうと、恋愛に差異はないということです。
「どうやってデートに誘おう」
「一緒にいるだけで落ち着く」
悩む内容や、ときめく瞬間、感情が揺れ動くことにセクシャリティは関係ないと、会員様が教えてくれました。

「誰かと一緒にいたい」「好きだ」という気持ちは、誰にも阻まれてはならない尊い感情。
この仕事を通して、一人一人の大切なお気持ちを守っていきます。