ゲイ 婚活カップル【インタビュー】「身を固めた」告白の再送
こんにちは! ゲイ 専用結婚相談所ブリッジラウンジの宮田です。
ブリッジラウンジご成婚カップルインタビュー!
今回の素敵なカップル
のりさん
年齢:30代前半
活動歴:5ヶ月
こめさん
年齢:30代前半
活動歴:4ヶ月
今回のお二人のインタビューからは、とにかく「誠実さ」が伝わってきました。
ブリッジラウンジで出会ったお二人の軌跡、是非ご一読ください^^
■お見合いの印象
お見合いの時の印象を教えてください!
茶髪だな!が最初でした。
前に会った方も全員黒髪だったので、茶髪というのが最初の印象です。
のりさんはどんな印象でしたか?
結構身体が大きな人だなと多少思ったぐらいです…。
意外とそこまでの余裕がないんですよね。
まず、10分を成り立たせようとか考えているので。
印象を吟味している余裕がないということですね。
そうです。
会話を通じてフィーリングを探っていこうとか、その会話の組み立てが頭の中の8割9割を占めてます。
次何話そうとか、そういうのが頭を巡ってるんで、あんまり印象に気づかないですね。
お見合いの印象って、必ずご成婚カップルさんに聞く質問なんですけど、どうして皆さんが「あんまり覚えてない」と言うのか納得しました。
10分間でお茶に進もうと思ったのは、もう恋人候補として感じられたからなのか、ひとまずもう少し話してみようと思ったからなのか、どうでした?
気軽に話せるという印象が強かったので、付き合う相手として見る、とまですぐ思い浮かんだわけではないです。
まずは仲良くなってみてみようと考えてました。
私も最初から「この人!」という感じはなくて、まだ話をしたいって感じでした。
そこから、お茶?ご飯?
両方行きました。
どれくらい一緒にいたんですか?
初回から結構長かったね。
夜20時くらいに解散だったきがするから、4時間くらい。
どんな話を?
趣味とか仕事とか当たり障りない話です。
お相手によっては特定の話題がないと話せないとか、どうでもいいことでも気軽に発信出来てレスポンスが返ってきて盛り上がる方もいましたが、こめさんは後者だったので、目的のない会話をしてました。
それが成り立つってすごい心地良いですよね、
連絡先交換は自然と?
自然とだったかな、覚えてない。
カフェ行ってお茶して、その後ご飯食べに行ってその時に自然と交換した気がします。
■2回目のデート
次の約束はいつしました?
お見合いの日、帰る前に次にいつ会うという話になり、「行ってみたい場所ある?」って聞かれました。
おおー!二回目のデートはどちらへ?
多分丸の内だと思う。
何しに行ったっけ?
特に何もしてない(笑)
(笑)面白い。丸の内でご飯を食べたり?
肉を食べたいみたいな感じになって…。
自然体だったのであまり具体的に覚えていないです。
その場での流れので、次いつ会おうかとか、どこ行こうか話して、確定していくのが毎回でした。
■3回目のデート
丸の内の次は?
覚えてない…あっ、横浜だ!!
横浜中華街で食べ歩きしようとか、赤レンガ倉庫周り歩いてみようとか言ってたね。
すごいデートっぽいことをしました。
ぽいですね!
ロープウェイに乗りたくて、行きましたね。
かなりデートっぽいじゃないですか。
その時のお二人の熱量は、完全に恋人候補?それともまだそこまで?
私はその段階では候補だなって思ってました。
難しいですけど、あまりにも気がおけなさ過ぎて、親友か結婚相手のどちらかでした。
おおおー!
その中で探るような話は?
深い話はなかなかできなくて、ずっと楽な会話ばかりしてるから挟みにくかったです。
そうだったんだ。
挟みたいけどできない!の繰り返しでした(笑)
だいぶ俺、マシンガントークしてたね(笑)
でも、楽な会話も心地良いから、無理にそれを遮ってまでする必要はないと思ってました。
■恋人候補の決め手
こめさんがのりさんを恋人候補と思ったきっかけは?
これと言った出来事はなくて、すごい目を見て話してくれるんですよね。
初日からずっと「この人すごい目を見てくる!」と思ってて。(笑)
私は目見られると、見透かされているような気がして緊張するんですけど、のりさんの場合は誠実な人なんだろうなと思い、だんだん意識するようになりました。
そうなんですよね。
すごく真っ直ぐ見る方なんですよね!
まだ熱量に違いがある中で、のりさんの気持ちが変わったタイミングは?
そうですね…4回目にチームラボに行って…
その時は、成婚するにしろ、しないにしろ、ずっと一緒にいたいって思いました。
‥‥すごく、嬉しいです!私が。
■告白の時
その時も踏み込んだ話は?
してないです。
5回目に映画を観に行き、とうとう我慢ができなくなり、サラッと告白したんですよ
なんて言ったんですか?
「俺たち付き合わない?」って言ってくれたはず。
映画見終わってから?
見終わって、ご飯食べ終わって、ちょっとまだ早かったので散歩することになり、すごい良い雰囲気のところに行ったんだよね。
ホテルのロビーね。
私はここで言うか言わないかずっともやもやしてたんですけど…。
結局言えず。
そこから駅までの帰り道に言いました。
ご成婚カップルさん、告白の場所「帰り道」多いです!
サラッと「付き合わない?」って?
付き合わない?って言いました。
そこで、のりさんのお返事は!?
びっくりしてしまって、「もうちょっと考えさせて」って言っちゃったんですよ。
じっくり時間をかけて悩みたいなと思って。
のりさんのお返事までは、どう過ごしたんですか?
それが、変わらなかったんです。
のりさんのお返事
次(6回目)は、江ノ島だね。
江の島もデートっぽいですね!
そこでお返事はしてない?
そのタイミングではまだしてない。
その次くらいに会った時(7回目)に付き合おうかとなりました。
そこを詳しく。
元々、どういった相手と一緒になりたいか、というイメージが僕自身ぼやけてたところがあって、「こういう相手だったら付き合おう」という基準が全くなかったんですね。
それ故に誰と会っても付き合ってなかった可能性がありました。
でも、(こめさんと)一緒にいる時間と、一人で趣味に没頭してる時間を比較した時に、彼と一緒だったら、これからも楽しくいられる、長く一緒に居たい、と思って、付き合いましょうとなりました。
いいですね!
今の想いをその時に伝えてお付き合いしましょう、となったんですか?
いえ、結局もう一回向こうから、切り出してくれました(笑)
再送メールのようですね(笑)
再送でしたね(笑)
江ノ島の時に、「次どうしようか」となり、(のりさんに)「家行って良い?」って言われたんです。
え!?家来るんだ!?と思いながらも、「いいよ」と言いました。
実際家来てゲームして、ご飯食べてたときに、今までにない会話が出てきて…。
「もし付き合ったとして」とか。
あ、覚えてるの?
今までの軽い話じゃなくて、ちょっと踏み込んだ話になったんですよね。
「一緒に住んだら家事はどうする」「こんな部屋がいい」とか。
おー!もう、すり合わせが始まってます!
おやおや?こんな話し出したぞ?これはもう一回確かめるべきだな…と思いました。
あらためて言ったら、「OK」って。
切り出しにくかったときにちょうど言ってくれたので、助けてもらいました。
こめさんはよく待ちましたし、のりさんはよくお返事しましたね。
そのとき、僕が思う以上の答えが返ってきたんです。
なんてなんて?
「付き合いましょう」もそうだけど、「結婚と一緒だと思ってる」って言われて、そこまで考えてたんだ、となりました。
嬉しいですね。
それは、嬉しかったですね。
だからこそ、「ちょっと待ってください」となった意図もわかりますね。
そうですね。
気軽に付き合うレベルだったら、とっくにOKしたと思います。
■活動中大変だったこと
結構サポートしてもらったので、何もないです。
そんな…ありがとうございます。
こめさんもお願いします。
私は、常にライバルがいると思ってました。
意識してなかっただろうけど、「今日お会いしたの2人目です」と言われたので、ということは、同時進行でいるのかなとか勘ぐったり(笑)
ライバルがいるのを意識して、どう乗り越えたんですか?
なるべく早く進みたいというのはありました。
見えない相手より先手を打つ、ということですね。
すごい…。成婚の秘訣かもしれません。
ありがとうございます。
■ブリッジラウンジを使ってよかったこと
機械でマッチングしてないじゃないですか。
人が間に入って、傾向と対策を踏まえた上で選んでくれた相手というのがわかるので、安心感がありましたね。
全くタイプが違う人ではないとか、何かしら共通点があったり、分かり合えそうだから、引き合わせてくれてるのが分かって、それは良かったです。
受け身でいても色々と人を紹介してくださることは、一歩踏み出しにくい性格としては有り難かったと思います。
ドタキャンする可能性が低かったり、とんでもない人と出会う可能性が低いですし、真剣に考えていらっしゃる方が多い場所なので、そういう人と出会いやすいところは大きいメリットですよね。
ありがとうございます。嬉しいです。
いかに安心して活動してもらえるかは、私達も気になるポイントでした。
こめさんが仰ってたように、人が介在するところにサービスの良さを我々自身見出しています。
アプリでもマッチングできるけど、こういう形のサービスとして自信を持っているので、お二人に背中を押してもらえました。
ありがとうございます。
■パートナーができて変化したこと
一緒にしたいこと・行きたいとこが出てくるようになった。
ね!
うん!
いいですね!
どこ行こうとか何食べようとか、通勤中探したり。
今までだったら、ただ携帯を見てるだけの時間だったかもしれないところ。
予定を探す時間があるだけで嬉しくて。
嬉しいですね。
のりさんは、何か変わったことは?
やっぱり、心が穏やかになったというのはありますよね。
残業で何時間も残されたときに、プライベートを侵害された感が少し薄れたというか。
身を固めたから忙しくても多少はいいかな、みたいな。
一人でいると、休日結構家に引きこもりがちなので、いろんな場所を見つけてくれて、良い刺激になるし、良いリフレッシュにもなるし、一人でいると偏りがちなことを整えてくれます。
いいバランスですね。
一人で行きにくいところって結構あるじゃないですか。
二人なら結構行く選択肢が増えます。
そうですね、たしかに。
成婚カップルさんあるあるかも。
パートナーができるまでは行動範囲が狭かったり、そもそもインドアだったのが、よく出かけるようになったお話はよく聞きます。
良いことですね。
■活動中の会員様へメッセージ
一概に言えないですが、100点満点の人を探そうとしたり、理想が高く欠点を見つけに行く人もいると思います。
家族として一緒にいれて、恋人としてドキドキできて、その他いろいろ都合が良い人を探すのは、どうやっても絶対満たせないですよね。
この人に会えたならもっといい人に会えるんじゃないかとか、終わりのない比較をやりがちだと思うんですね。
ゲイの方の場合、一人でも生きていけるくらいの経済力とか生活力がある人が多いので、何を譲れて何を譲れないかをきっちり考えた上で、どういった人と会いたいのかを考えるのが重要かと思います。
のりさんの生の声は響きます。
もう一つ。
どうやって前に進めるのかイメージをちゃんと持っていれば、という反省点があります。
ずっと友達で居続けるのは勿体ないし、そこがゴールじゃないので。
どうやったらゴールにたどり着くのか、そのために何をすれば良いのか、そういったところは能動的に考える必要があったと、反省点として捉えてます。
理系的で、のりさんらしい。
こめさんはここに来るまでにコツとか何か乗り越え方とかありましたか?
私も最初は、どんな人が好きかもわからないまま色んな人と会って、この人は違う、この人は違う…とやってました。
お見合いで断ることは、本当に合わない場合以外しないようにしてました。
なるべく会って話して、回り道にも思えますが、本当は近道だったと思います。
お二人の言葉はとても説得力があります。
本当にその通りです。
10分では分からないことの方が多いので、なるべくお断りせずに話してほしいなと思っています。
あと、私はどんどん条件が変わっていきました。最初から比べると。
変わっていったキッカケは?
最初の思い込みだったんですよね。
自分にはこういう人がいいだろう、とか。
だけど実際に会ってみたら、そうでもないな…が結構あったんですよね。
確か、最初は私は「年上は嫌だ」って言ってたんですよね。
俺、1歳上。
そうですよね(笑)
同い年ぐらいが良いとずっと言ってたんですけど、年上の人も別に変わらないというか、それはそれでいいと思って、条件を変えてみるのもアリだと思う。
本当にその通りです。
我々がご入会の際に理想も含めて、聞き過ぎてしまっているところもあるのかも。
理想と付き合う人って違いますよね。
そうですね。
お相手選びの参考に聞くものの、結局その時のご希望外で良い人と出会った方も多いので、ちゃんと卒業生の二人の声を届けていきたいと思います。
お二人とも、今日は本当に、ありがとうございました。
ありがとうございました!
■あとがき
田岡からこめさんへ
こめさん、おめでとーー!!!
いつもお話しできる時間が、楽しかったです。
こめさんとは都度本音ベースでコミュニケーションを重ねていたつもりですが、Noriさんへのアプローチはいつの間にか粛々と進めていたこと、頼もし過ぎました。笑
いつまでもNoriさんと仲良く過ごしてください。
そして、これっきりは寂しいので、ときどき遊びに来てくださると嬉しいです^^
宮田からのりさんへ
のりさん、ご卒業おめでとうございます!
今回のインタビューを通して、のりさんが真剣にこめさんに向き合っていたことが節々から伝わり、胸が熱くなりました。
理系的のりさん×感覚的こめさん、異なる二人だからこそバランスがとれていてお似合いだなあと改めて思いました!
これからも二人で穏やかな日々を過ごしてください♡