ゲイ 婚活カップル【インタビュー】「直感でビビッと」実際にはそんな確かなものではない。

親の介護がかなりきつくなり始めてしまって、この先の人生を一人で過ごすのが寂しいなと思ったのがきっかけでした。

どうしてもパートナーが欲しくなり、色々検索してたら出てきたのが「ブリッジラウンジ」だったというのが始まりです。

ブリッジラウンジさんを知ったきっかけは、東京レインボープライドだと思います。

結婚ってあんまり考えたことなかったけど、心の安定が得られるかも…という期待が一番でした。一人だけの人生を過ごして寂しくなるのは嫌だなと思っていたので。

地方住まいなので、何か策はないのかな、と探しているときに見つけたんですよね。

「こういうのがあったんだ！」という喜びと「利用したいな、でもどうしようかな…」という葛藤が何日かありましたが、葛藤の末、面談予約を入れた気がします。

都会でも良い人を見つけるのは難しいと思いますが、地方はもっと難しいんです。都会なら出会う機会は田舎に比べたらあるのかな？と思いました。

あとは、アプリを使った出会いよりも確実な人と出会えるから安心、という点もありました。

そうだよね。

いい雰囲気だなって。

なんとなくタイプなところもあったし、この人と向き合っていこうかなと感じました。だからお見合いの後、お茶に行ったんですけど、マシロくんは入会して間もないから「この後またお見合いあるんです」と正直に言っちゃったんです。「え？それって言っちゃいけないことになってんじゃなかったっけ」と思ったんですが、「自分はマシロくんと向き合いたいと思っているから、もしダメならちゃんとダメって言ってくれていいからね」と伝えました。

初めて会った時、お見合い中に「真面目でいい方」だなと思っていたんですが、お見合い後のお茶してる時にも、「やっぱり真面目で信用ができるな」と感じました。

一生懸命話してくれるので、こちらも自然と向き合いましたし、『一緒に歩んでいきたい』思いに繋がっていきました。

自分の方が意外と真面目じゃないと思います。マシロくんの方が真面目っていうか純粋な部分があるような気がしていました。

「汚しちゃいけない！」と純粋なものを汚さないようにしようといつも思ってる（笑）

宮田

お二人の、お付き合いまでの道のりを教えてください。

お付き合いしたというか、いつの間にか、そうなってたと思います。

最初会った時にもう気持ち伝えて、週間後にまた会っています。

何をするか決めてなかったから、お昼を食べて、電車に乗って、そのままうちの方まで来て、帰りは送って、という感じでした。

車に乗ってもらった時に、車中でいろんな話をしたよね。

宮田

一緒に過ごす時間を大事にしていたんですね。

電車の時よりも車の方が距離が近いから、ちゃんとしたお付き合いの話をしたような気がします。

最初に言った通り、もう気持ちはマシロくんの方を向いてると伝えているものの、ちゃんとした告白をしよう！と思ってはいたんですが、いつの間にかLINEで「よろしくお願いします」「こちらこそ」みたいな話をしちゃっていました。

もう最初から好きだったからね。

ダンさんに結構リードしていただいて、次はいつ会うかをちゃんと設定してくれたりしました。

それはね、活動期間が長い方だから（笑）それでもやっぱり、最初は不安でした。連絡は欠かさず毎日して、途切れないようにしてました。

宮田

素晴らしいですね。明確な「お付き合いしましょう」という告白というよりは、お互いが自然にパートナーという認識をし始めたんですね。お見合いの1週間後には、お互いそういう認識でしたか？

自分は結構そう思ってましたが、どうだった？

思い起こすと、まだ付き合うまでの一歩を踏み出しきれていないと感じていました。それでも、ダンさんが気持ちをこっちに向けてくれているのは感じてました。

連絡する中で、徐々に「あ、本当に真面目な人だな」と思うようになって、その気持ちがどんどん大きくなっていったと思います。

その真面目さは、半分演技かも。

ふざけていても、しっかり想ってくれているんだなっていうのが伝わっていました。

温度感が違うことがよくあって、何度か上手くいかないこともあったけど、今回は『温度感が似てるなっ』て感じました。

自分はアタックしなきゃいけないと思っていましたが、マシロさんも気持ちを伝えてくれたので、焦らずに関係を築いていけましたね。

良かったところは、恋人が見つかったところです。

あとは、宮田さんやコンサルタントの皆さんが親身に相談に乗っていただけるところもです。担当の宮田さんがお休みでも、他の方もフォローしてくれて助かりました。

何かあったら電話で連絡を入れてくれるのも良かったし、しっかりフォローしていただきました。自分にとってちょうど良い頻度でフォローしてくれたのが合っていたと思います。

僕は「一緒にいて安心できる人が見つかる」というのが、一番いい点だと思います。

あと、当たり前だけど「ちゃんと出会える」というのはすごいことだと思います。アプリだと約束してたけどドタキャンする人がいましたが、ブリッジラウンジだとしっかり会う場をセッティングしてもらえて。明るい場所で会って、その人とちゃんと話ができるっていうのはすごい利点なんだろうなと思います。

それと、みんな各種証明書を出してるから安心してお見合いができました。

やっぱり相手がいるってことで安心感がものすごくあります。

頻繁に会えるわけではないのですが、存在確認は毎日しています。居てくれるってだけで、安心します。だから、何か良くないことがあっても「今度マシロくんと会うから頑張ろう」と思えるし、良い方に考えが変わるようになりました。今、自分は親を介護してる状況なので、なかなかどこかに泊まりに行ったりすることは難しいのですが、この前やっと一緒にマシロさんと旅行に行けました。お互いの無理のないペースでこうやって会って、絆を結んでいければいいのかなと思ってます。

会うのが毎回楽しみで、楽しい毎日です。

自分たちがもう少し若かったら、多分もっと会いたくて我慢できなくなっちゃうのかなと思いますが、年の功のおかげもあり、「次も会えるからまた楽しみにしてよう」という感じでいます。

ダンさんと同じです。今のこの年齢だからこその付き合い方ができてるのかなと思います。いろんな相談ごとができて頼れる存在だから、とても心が安定して落ち着きます。

いい距離感ですし、生活スタイルも似ているんです。結構お互い寝るの早いよね。お互いにもう21時くらいには寝ているので、夜に連絡しても返事が帰ってこないとかそういうことは特に気にならないです。

「運命の相手なら直感でビビッとくる」なんて話も聞きますが、実際にはそんな確かなものではないと思います。

いい雰囲気だと思ってもダメだったり、人間関係は100%見通せるものではないので、うまくいかないことも多かったです。でも、うまくいかなかったのは「その相手が運命の人じゃなかった」というだけで、自分に合う人は別に必ずいると思います。

だから、もっと頑張る必要はなくて、諦めずに続けてみてほしいです。

ブリッジラウンジさんには「生涯のパートナーが欲しい」という同じ目的の人が来るので、いつか必ず自分に合う人と出会えると思いますし、とにかく会ってみないと分からないことが多いので、どんどん会った方がいいと思います。会って傷つくことがあっても気にしなくて良いと思います。

人にはそれぞれ個性や相性があって、 ギザギザのコインのようなものだと思います。自分のギザギザした断面にぴたりとハマる相手を見つけるのは、簡単なことではないですから、これまでうまくいかなかったとしても、それは単に「形が合わなかっただけ」で、諦めずに探し続ければいつか必ずカチッとハマる相手に出会えると思います。

ブリッジラウンジのようなサービスがあって本当に良かったです。

宮田

お二人の印象的な思い出はありますか？

温泉旅行です。

車に乗って二人でまったりと移動しながら温泉に行ったりしています。あと日帰り旅行とかも行ったりとかしてるよね。意外と穴場だったのが浅草ROXでした。食事処も結構広いですし、人もそんなに多くなかったです。

あ！ この前の温泉で、アイスクリームを2つ食べました！

同じアイスクリームを2個食べてました。(笑)

温泉旅行に行って、帰りに近くの牧場に寄ったんですよ。そこで、そこのソフトクリームを食べたんですけど足りなかったみたいで、マシロさんが「もう一個食べていい？」って。

宮田

マシロさん、お茶目ですね～！

そうなんですよ～！

とても美味しかったです（にこにこ）