ゲイとしての出会い歴を聞いてみた。

週末のオンラインお見合い終了!

こんばんは、ゲイ専用結婚相談所ブリッジラウンジの田岡です。

今日は最終のお見合いを終え、仲良しの会員様にインタビューのご協力を依頼。

快く承諾してくださったHさん、ありがとうございます!

一括りにゲイと言っても歩んで来られた道は皆さま異なります。

ブリッジラウンジをご利用されている方が、どのような出会いを重ねてこられたか…
生のお声をこうして不定期にあげていこうと思いますので、どなたかの何かしらの参考になれば幸い!

今日お話しを伺ったのは、都内在住40代・会社員のHさん。

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「Hさんは、ゲイだと自認して彼氏が欲しいと思い始めたのは?」

自分は…18歳で地方から東京に出てきたんですけど、上京してすぐに二丁目に…

「一人で?」

そう、一人で!
でも怖くてお店には入ってないよ!二丁目の見学に行っただけ!

「なるほど、街並み見学!」

そうそう。
その時に、初めてゲイを見たんだよね。

手を繋いでるゲイとか、恋人同士だな~って人も沢山いて。
こんなに居るんだ!って地方から出てきたばっかりだったから驚いたし、そういう光景を見て「彼氏ほしい…」と初めて思った。

「で、彼氏を見つけるために何か行動を?」

いや、どうしたらいいかわからなかった。

どうやって友達になっているんだろう?

みんなドコで知り合うんだろう…って、わからなかったんだよねー。

「そんなHさんが出会いを始めたキッカケは?」

通ってた学校の棚の上にゲイ雑誌が置いてたの。

「え?!そんなお導きが?」

そう。
誰かが置いてたのか捨てたのか分からないけど、ゲイ雑誌Badi(バディ)

当時ゲイ雑誌って学生の自分にはすごく高くて、そもそもエロ本だと思ってたから見たことなかったんだけど、興味があったから本見たいがために翌朝早く学校に行った。笑

それで初めて、雑誌の『文通欄』を見つけて、こんなのあるんだ!と思って買いに行ったの、二丁目に。

「誰かが買ったゲイ雑誌がキッカケ与えてくれたんですね。で、そこから文通欄を利用?」

そう。
写真は無くて簡単なプロフィールと自己紹介文だけだから、自己紹介文をしっかり読んで、真面目な人だと思えた人に手紙を書いて、電話番号も書いて、写真を入れて送る!
それを毎月繰り返してた。

でも電話が来ないことも多いから、選ばれる側じゃなくて選ぶ側にならなきゃダメだ!と思って今度は自分が載るようにした。

「なるほど、今度は雑誌の文通欄にHさんが登場…して、どれぐらいお手紙届くものなの?」

俺は・・・多い時は月に40~50通来てた!

「し、しごじゅっつう?!郵便屋さんビックリだね!笑」

輪ゴムで留めてポスト入ってたからね。笑

それで送られてくる写真や、手紙の内容を読んで好感が持てる人に会っていった感じかなー。

「実際、交際に発展した人も文通で?」

そうそう、初めての彼氏も文通で知り合った同じ10代の人。
その次に付き合った人も文通から。

文通欄で出会った人に誘われて、二丁目の飲み屋デビューも果たしたんですよね。

「そこでも出会いが?」

いや、お店はある程度グループができてるから『かっこいいなー』と思う人は居たけど、話しかける勇気もなく見てるだけ。

「20代になると、そろそろインターネットの出会いも始まるよね?」

そう、確か23歳ごろネットの掲示板デビュー!

その掲示板通じて長く付き合った彼とも出会ったし、その後の彼も掲示板。

「30代からは今ゲイの方には主流のアプリですよね」

掲示板以降は全然(彼)できない!

(がんばります)

「アプリを通じて出会うと、写真と違うとか、危険な出会いも色々聞きますが、そういう方って文通の時代にも居ましたか?」

いたいた。
でも比率的にはやっぱりアプリの方が断然多い。
写真の加工技術も進んでるし。

「ゲイアプリも増えて、すごく便利になったのに、不便な時代の方が恋人と出会えてた。って方たくさんいるんですよね」

そうだと思う。

だってアプリの出会いは、ひとつひとつの出会いを大切にしないから。

指一本で出会える。

苦労しないよね。

中身なんて見ないし、写真見て、見た目だけパッパッと返事ができてしまう。

「一つ一つ掲載されているPR文を読んで、便箋や切手も用意して、お手紙書いてた慎重さは今は無いですよね…」

手紙も内容が簡素だったら返事貰えないかも?と思って色々考えて、1枚だと少ないかな?って2~3枚丁寧に書いてたし、あとは会う前に電話で話すんですよね。

電話も前もって、何を喋ろうか考えるし、実際電話したらその時の声とか、発言とかで「どんな人だろー!」「こんな人かなー♡」って想像するんですよ。

でもアプリだと、少しメッセージして会うから「会いたい!」という想いが募らない。

「そっかー、それは大きな違いですね。自然と気持ちが高まっていく仕組みが昔はあったけど、今は手間と共に恋愛モードに入っていく過程も省かれたから淡白な出会いになっているのかもしれませんね…」

でも出会いもあるかもしれないから、無料のアプリも登録はしてるけど…

真剣な人しかいないお見合いの方で頑張ります。笑

「私も頑張ります!!!」

インタビュー終了!

 

ゲイの方の出会いは雑誌で文通という限られたものから、今は無料アプリも複数ある時代へ。

ブリッジラウンジのようなお見合い方式の出会いもありますし、出会う方法が増えていくことは良い事。

ですが、何を利用するにしても、文通時代のように、お相手が喜ぶ話材を考えたり、好感を持ってもらえるように努力や工夫をすることは大切!

これは時代が流れても変わってはいけないものだと、あらためてお話しを聞きながら勉強させていただきましたm(__)m

長い時間お付き合いくださった会員様に心から感謝です!!

また不定期に…様々な出会いの歴史、お届けします。


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