ゲイ 婚活カップル【インタビュー】最高に幸せな瞬間に立ち会った話。
こんにちは。 ゲイ 専用結婚相談所ブリッジラウンジの田岡ですm(__)m
僕たち(ゲイ)は出会うだけでも難しい。
だからこれからも僕たちの「光」になってほしいです。
この言葉は、私を支えてくれたり牽引してくれる、むしろ私の光になってくれている言葉です。
この大切な言葉を贈ってくれたカップル、Aさん&Dさん。
数年前に交際スタートし、永く変わらず幸せに過ごしていますが、先月6月にDさんからある連絡が私のもとへ。
即答。
まだ何もよくわかっていない段階で、即答。
今日のブログは、この連絡から始まった、大切な記念日の思い出記録です。
お二人で購入した指輪を交換する場にお誘いを受け、「私でいいの?」という思いもありましたが嬉しいお返事。
立ち会えるのは嬉しい。
でも私だけが見るのは何だか勿体ない。
盛大にお祝いしたい。
記録(動画や写真)に残して渡したい。
記憶に残る瞬間にしたい。
やり取りを終えたあと、いろいろな事を考えました。
大切な2人が喜んでくれることは何だろう…
こちらが良かれと思って行った行為も、相手にとっては迷惑だったということもあります。
サプライズが苦手な人もいますよね…
この気持ちはエゴなのかな…
でも、盛大に祝福をしたい。
「僕たち(オープンにしてないゲイ)は『おめでとう』と言われる場がないから…」
と、過去に言っていたAさんの言葉も記憶にあり、そんなことないんだよ!!祝福されて当然なんだよ!お祝いしたい人達だっているんだよ!ということも知ってほしい。
祝福されることを経験してほしい!!……でも…これは私が満足したいだけなのかな?
やはりそこがグルグル頭を過りながらも、決めました。
お祝いしよう!
私だけじゃなく、ブリッジラウンジに呼んでスタッフみんなで「おめでとう!!」を浴びせよう!
「いつものお部屋ではない場所の方が特別感あるかもしれない。」
と、お2人には提案し「指輪交換の儀」はブリッジラウンジに来ていただくことにしました。
お2人は来店しても、会うのは私だけだと思い込んでいるので、何も疑われず。
どのようなサプライズが望ましいか考えている中、個別でAさんから連絡が。。。
(T_T)
サプライズをこちら視点でアレコレ練っていましたが、考え直しました。大切な日に私がしゃしゃり出過ぎてはいけない。
お2人の大切な時間を邪魔しないように、お祝いの言葉だけしっかり届けよう。
AさんがDさんに内緒で用意したお花は、「指輪交換の儀」の前日にブリッジラウンジに到着。
セッティングのために開封を許可されていたので、お花を取り出すと、赤い花びらにDさんの名前。
そして、その横にゴールドでメッセージが。
Marry me?
YES!!!!!!(私ではない)
お2人より先に、ひと泣き(T_T)
この文字を見ると、今まで以上に同性婚!!!はやく!!!の想いが募ります。
サプライズのお花をそっとお部屋に隠し、まだまだ先だと思っていた当日。
7月22日(水)19:20~
スタッフは入口でクラッカーを手に整列。
みんな緊張。そわそわ。
楽しみだけど緊張。そわそわ。
「一生に一度の瞬間だと思うと…緊張する…」と、弊社代表の高田も緊張。
お2人から、「これからエレベーターで上がる」と連絡。
撮影担当もスタンバイOK!
動画撮影は別事業部のさくらさんに依頼。
出来上がった動画を見て、任せて正解!!と感動しました。
動画は公開できませんが、お二人が乗ったエレベーター1階から始まる映像!!センス!!その発想は私には絶対にないセンス!!
(さくらさん、ありがとうございますm(__)m)
エレベーターから出てきたお2人は、まず撮影しているさくらさんに驚き「え?」
入口には私だけではなくスタッフ整列で「え??」
そして私たちは、心から贈りたい気持ちを、大声でお2人に。
「おめでとうございます!!!!!!!!!」
担当としか基本接しないサービス、スタッフであっても色んな人に見られたくないという声も少なくありません。
私の自己満足かも?という考えの答えは出なかったので、もし2人の表情が少しでも曇ったらスグ!スグ!撤収しよう!と思っていました。
が、
Dさんの涙を見て、あ…やって良かったかも♡、かなりホッとしました。
この瞬間だけは息を止めてマスクを外し、パシャ
お顔のイラストはDさん作。可愛いし似てる。笑
おめでとう!と出迎え、さてここからが本番。
別室でAさんはお花を持って待機。
知らずにお部屋を移動したDさんへ、サプライズ&プロポーズ!
ここはお2人だけの時間。私は部屋の外で待機。
AさんからDさんに伝えられる言葉は、優しい愛が沢山詰まっていて聞いてるだけで私まで幸せ!!(聞いてる)
(お写真は終了後に撮影しました)
永遠の愛を誓った後は、いよいよ「指輪交換の儀」
指輪を渡す前に何か言葉があった方がいいよね!というわけで、私は事前に調べ、頭に刷り込んだはずの
「~さん、あなたはここにいる~さんを、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、パートナーとして愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?」
こんな短いセリフが、2人と向き合うと全てスっと頭から消え、緊張と興奮でぐだぐだになりながらも、お2人の左手薬指にゆっくりと永遠の愛がはめられる瞬間を見届けました。
一通りの流れを終えたお2人プラス私。
気持ちがふわふわしていました。
言葉には表現できないのですが、なんでしょう…
ものすごーーーく幸せで、終わってホッとしたのもあったり、感動はもちろん、緊張もほぐれてきて…
経験したことがない心地よい余韻。
この後は、ブリッジラウンジを出て3人でカンパーイ!
お互いに感想を伝え合い、サプライズの裏話も伝えつつ、とてもとても楽しくて幸せな時間を過ごしました。
「祝福されるなんて他人事だと思ってた」と、喜んでくれたお2人。
何度も何度も何度も何度も、お礼を伝えてくれたお2人。
「こんな時期だけど…抱きしめたいです…」と、私を力いっぱい抱きしめてくれたお2人。
祝福なんて当たり前のこと。大がかりな事はしていないのに、本当に喜んでくれているお2人を見ていると、どれだけの「当たり前」を経験していないんだろう…と、少し目頭が熱くなりましたが、おめでたい日にしんみりNO!ただただ「おめでとう」「ありがとう」を交換し合いながらお食事会を終えました。
婚活業界に勤めて10数年経ちますが、「指輪交換の儀」に立ち会うことは、お初。
こんなにも幸せな経験をさせてくれたお2人には感謝しかありません。
Aさん、Dさん、声を掛けてくれてありがとう。そして、おめでとう!!!!!!!!!
これからも今までどおり、楽しく幸せに♡私たちの「光」でいてください。