【 ゲイ 婚活コンサルタント 宮田】私がここにいる理由

こんにちは。 ゲイ 専用結婚相談所ブリッジラウンジの宮田です。
昨年2022年6月からブリッジラウンジで働きはじめ、あっという間に一年が経ちました。

この1年間で、ありがたいことに自分の担当会員様も増えました。
「一体どんな人が自分のパートナーを探してくれるんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

1年前に自己紹介文ブログを書きましたが、あらためて、「宮田について」書きたいと思います。
少し長いですが、お時間ある際にお読みいただけると嬉しいです。

異業種からの転職、関西から東京への引っ越し

ブリッジラウンジに転職する前はまったくの異業種、損害保険会社で丸三年間働き、自動車保険の営業をしていました。
社用車で大阪中を駆け回り、ディーラー代理店さんに足を運ぶ日々でした。

「なんでブリッジラウンジで働こうと思ったの?」

この質問は、この一年で一番聞かれた質問です。

正直、パッと一言で答えられる質問ではありません。
今までの人生を通して私自身が感じてきた「モヤモヤ」や経験が深く関わっているからです。

今回はそのモヤモヤや経験を言葉にし、伝えていきたいと思います。

「らしさ」に悩んだ学生時代

昔から、「女の子らしさ」や「男らしさ」など、生まれもった身体の性によって、こうあるべきだと決めつけられることや、何かと恋愛の話題が尽きない恋愛至上主義な社会に疲弊している自分がいました。

性別や性の在り方に、漠然としたモヤモヤやしんどさを感じていました。

幸い、中高一貫で通った女子校の環境は、おそらく共学と比較すると「女の子らしさ」を求められる機会は少なかったものの、この仕事に就くキッカケを経験しました。

女子校あるあるかもしれませんが、私の学校では、運動部でショートヘアの人や、競技成績が優秀な人は、モテていました。 モテというか、ファン、推し活です。

「推される側」に属していた私の友人A。 下級生、そして同じクラスにもファンがいました。

そんなモテる友人Aと、仲良しだった友人B。

お互いがどのような存在であったかは二人にしか分かりませんが、私の目には特別で大切な存在として想い合っている二人に見えました。

そんな二人の姿を見て、クラスメイト、そして他クラスの生徒も次第に特別視するように。

ひそひそ話をする人。
冷ややかな視線で見ている人。
敵視する人。

憧れのアイドル的存在として、女の子が女の子を推す、ということが自然な環境。
そう思っていたにも関わらず、”リアルで”友人以上のような関係性に映った場合、一線を引く人達が存在する違和感。

戸惑いを抱いたものの、周りを変えるために行動するような勇敢な友達にはなれず、ただ変わらず一緒にいることしかできませんでした。

「同性同士であろうと、異性であろうと、一緒にいたい、大切やな!って思うことの何が悪いの?好きという気持ちが、性別で制限されるなんておかしい。」

当時抱いたこのモヤモヤ、ヒリヒリとして想いは、今も、そしてこれからも変わりません。

大学は共学に通い、「らしさ」について何気ない言葉や出来事に遭遇する機会が増えましたが、必修授業で初めて「ジェンダー」という言葉を知った時、私の違和感の正体はこれか!と、ハッとしました。

ずっと抱いていたモヤモヤが言葉によって明確になった安心感。
そして、自分の人生において向き合うものの方向性が掴めたような気がしました。

私にとって、ジェンダーやセクシュアリティは、人生の中で問い続ける永遠のテーマです。

ゲイ 専用結婚相談所ブリッジラウンジとの出会い

世の中には、同じような悩みや違和感を抱えている人はきっと少なくないと思っています。

社会が「男性らしい男性」「女性らしい女性」の二部構成なわけがないからです。

社会の”こうあるべき”に押しつぶされている人

自分だけがおかしいのでは?と孤独を感じている人

何気ない一言で傷ついてきた人

そうした人たちに「伝えること」を通して寄り添いたいと思い、新卒時代に目指した新聞記者にもう一度挑戦しようと思い、損害保険会社の退職、そして転職を決めました。

そんな時、求人サイトで見つけたのが「ゲイ専用結婚相談所ブリッジラウンジ」。
ゲイの方向けの男性同士のお見合いサービスが日本にあること、そもそも世界にあることをその時に初めて知り、とても衝撃的を受けたことを覚えています。

報じる、伝える仕事はいまも憧れの仕事です。

ですが、一組でも多くのゲイやレズビアンなど同性カップルを社会へ送り出すブリッジラウンジの仕事は、地道でも一人一人の人生を変えることができる仕事。

この積み重ねによって、社会も変えることができるかもしれない。

ジェンダーやセクシャリティに悩む人の未来を明るく出来るかもしれない。

誰かが社会を変えてくれるのを待つのではなく、私に(が)できることをしたいと思い、ブリッジラウンジへの転職を決意しました。

ブリッジラウンジの ゲイ 婚活コンサルタントとして

ジェンダー、そしてセクシュアリティについて考えることは、私の人生にとって、切っても切り離せないものです。
何気なく耳にした言葉や目にしたものに、いまでも悩むことはあります。

これまで自分が悩んで、考えてきたことをブリッジラウンジで活かしていきたいです。

サービスの最大の目的はパートナー探しではありますが、会員様の「モヤモヤ」に寄り添い、時に一緒に悩み、腑に落ちるような答えを一緒に探したり、話せてよかった!と思ってもらえるようなコンサルタントでありたいです。

この仕事を通じて、会員様の「モヤモヤ」を紐解いていくことは、私自身にとっても大切な経験です。

この一年、大切なことを会員様からたくさん学び、時には救われたこともあります。

会員様の気持ちに寄り添い、パートナーと出会う日まで伴走者として使命を果たしていきたいです。

ゲイ 専用結婚相談所ブリッジラウンジはおかげさまで5周年を迎え、今年2023年4月より、レズビアン 専用結婚相談所ブリッジラウンジもオープンしました。

もし今、ブリッジラウンジに興味があり、ご自身の「モヤモヤ」を昇華できずにご入会をためらっていらっしゃる方がいれば、是非一緒に考えさせてください。

出口の見えない「モヤモヤ」から一歩踏み出せるようなお手伝いがしたいです。

まだ見ぬ未来の会員様、お会いできることを楽しみにしています。

長くなりましたが、以上がブリッジラウンジで働くきっかけや想いです。

ご活動中の会員様、そしてご入会前の方にとって、少しでもサービスやここで働くコンサルタントについて知っていただく機会となれば嬉しいです。

今後もまた、定期的にブログ更新をしていきたいと思います。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!

mina miyata

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