ゲイ 婚活カップル【インタビュー】自分に嘘つく生き方だけは絶対にしたくない（後編）

お二人とも自己紹介文が似てるんですよね。
書き方もそうだし、書いてる内容も似ていて。

どういう基準で選んでるんだろうねって会話にもなりました。
選ばれる側は分かんないじゃないですか。

そうですね。
もちろん希望条件は参考にします。
ただ、実際ご成婚されてる方を見ても、全て希望条件通りではありません。
なので、お見合いの度に感想を聞いて、この方が何を重視して相手を見てるかとか、会話のテンポや、言葉選び、いろいろ観察して、お人柄や考え方も学ぶようにしています。
事務的なやり取りひとつにしても、レスポンスが早い方、時間をかけて長文で返してくれる方、全てにその方の性格は表れますので、その辺も見てます。

レスポンスわかりやすいですよね。
その人の性格出ると思います。

口頭で伝えてくださる内容以外のコトも見て、お選びしていますがお2人のマッチングのときはコンサルタント満場一致でしたよ。
「めっちゃいい！」って。

まことさんは、お仕事の都合でお休みもされていましたが、ブリッジラウンジ活動再開が決まった瞬間に、「みらいさん紹介しよう！」と決まってました。

すごい

毎月毎月、会員様にもお会いしていますし会員ファイルに穴が開くほど見てるので、タイプが頭の中にはあるんですよ。
なので、みらいさんと接する度に「まことさん戻ってきて…」と思ってました。

僕は正式に付き合ったら、やめると決めていました。
惹かれる人が居ても一方的な勘違いだった時に、それでやめてたら、結果にならないじゃないですか。
だから確実に交際開始するまで続けると決めてました。

どうしたら交際に繋がるとか、難しいですよね。
田岡さんが言ってたような、価値観を共有して理解してくれると繋がるのかなと思いました。
僕の場合、「なんとなく仕事をして目的なく生きている人が合わない」という点を理解してくれていたので、夢や、やりたいことがある人を紹介されたと思うんですよね。
でもその芯の部分がわかるまで、皆さんプロだけど、時間はかかるじゃないですか。

そうですね。
自分から積極的に話してくれる人が多いわけではないので、話してくれるまでコミュニケーションを取るように心がけています。
正直、まことさんは、最初お見合いでご挨拶したときは凄いクールな方だなって印象でした。
活動を通じて、お仕事の話をじっくり聞いたときに、私の中で印象が変わったんですよね。
めちゃめちゃ！熱い人じゃん！！って。笑
改めて会員様とお話することの大切さを感じました。

最初、めっちゃ壁ありますよ、僕。

ありましたね、めちゃくちゃ。笑

真面目な出会いを皆さん探してる場所なので良かったです。
アプリとかだと本当に色んな人がいます。
真面目な人もいますが、カジュアルな遊び目的の人もいる。
そこがきちんと精査されてる人との出会い、という意味では安心です。
真面目な出会いが欲しい人には凄くいいと思います。

ありがとうございます。
まことさんは？

身バレしないとこですね。
立場上、外に顔出してる人もいますよね。

今の世の中だからこそ、何をどう叩かれるかわからないし、どう言われるか分からないし。
自分のセクシュアリティや恋愛含め、感情を素直に出せるのはこの場でした。
誰にもバレないし、個人情報も管理されてるから、そういう点で安心ですよね。

会員様も初めて来店された時と1回目、2回目来たときで表情が変わっているもいます。
どんどん開放的になって。

自分のセクシュアリティのことを、本気で話すタイミングってないですよね。
アプリとか発展場とか二丁目とか、そういう場に行けばあるでしょうけど、そういう場所に行きたいとは思わない人や、自分を隠してる人たちは沢山いるわけだし、そういう人たちにとって、ブリッジラウンジはめちゃくちゃいい場だと思う。

私も、そう思ってやってます。
まず、沢山の人に見つけて欲しいなって。

これからも変わっていって欲しいですね。

男女の結婚相談所って日本に4000社近くあるんですけど、男性同士のサービスも増えて、利用することが珍しくない世の中になって欲しいです。

無理なのかなぁ…。

歩みが遅いですよね。

セクシュアリティは人それぞれだし、自分もカテゴライズはしていないんですけど、自分で自分のことを肯定して、そこに誇りを持たないと、本当の意味で幸せになれないのかなと思います。

自分に嘘つく生き方だけは絶対にしたくないなと思います。

もしそういう風に自分を認められていない人がいるなら…

自分に自信を持てる世の中であって欲しいし、もう、持っていいと思います。

力強い言葉、ありがとうございます。
法律が変わるだけじゃなくて、飲食店の案内ひとつとか、好奇な目で見る周りの視線とか、正しい認識に追いついていない社会の現状それら全てを私達が正していくことは難しくても、たった一人自分の味方（パートナー）がいるだけで、セクシュアリティの肯定感も変わってきます。
なので、まずはサービスを通じて、社会を変えていきたいと思っています。

セクシュアリティってすごいパーソナルなことじゃないですか。

だからあんまり人に話す機会がないというか。

自分を恥じてるから抵抗があるんじゃなくて、すごく個人的なことだから話すのに抵抗がある人もいると思います。

そうですよね。
私も、「セクシュアリティはストレートです」っていちいち言わないし。
それって強要することもでもないし、言わない世界が通常なわけで。

あと、見た目じゃわかんなくない？

知り合いでも、ストレートだったけど、同性好きになって結婚した人だっているし。

分からないですよね。

カテゴライズする意味もね。

セクシュアリティが同じ、違うも関係なくて、人間同士なんだから。

あんまりそこに囚われすぎると、本当に大事なことを見失いそうですよね。

セクシュアリティよりも一人の人間として誰かのことを好きになって、その人と歩んでいくって言うことが大切なのかなって思います。

この話、付き合う前にしたよね！

その価値観が一緒だったから、付き合おうって話をしても平気だって思ったんですよね。

皆さんそれぞれそ、この考え方も違いますからね。

うんうん。

そこの価値観は最終的に大事だよね。

どうやって相手の価値観を知りましたか？

ご飯の約束をした時に、お店を何個か提示するんですね。

自分が一番行きたいところと同じだったら、相手と価値観が似てる証拠じゃないですか。

値段もある程度、上中下を提示して、どれを選んでもらっても良いようにして、同じような価値観かどうか見ています。

そこで一緒だったんですね。

何度も約束のタイミングで、お金の価値観も、行く場所も、価値観が一緒だったので、この人とは合うなって思いました。

ふぅ〜ん。初めて聞いた（笑）

僕は基本呼び捨てなんで。

（みらいさんは）今探ってる最中なんじゃないですかね？

あ、今模索中？

自分は「まこと」か「まことくん」か、「まことちゃん」か、みたいな。

どこがしっくりくるか探ってるんですね！笑

気分で、今はこれを使いたい！みたいな。笑

まことさんはどこのタイミングで呼び捨てに？

「付き合うなら、条件がある」と、みらいに言われて。

「呼び捨てして」って言われたんで。

良い！

呼び捨てされる方が好きだったので、リクエストしました。

条件ってほどじゃないですよ。笑

すぐ切り替えた？

そうですね。
呼び捨て別に抵抗ないんで。

僕は「まことさん」だけはやめて、とは言いました。

距離を感じるので。

みらいさんが、いつかまた来てくださった時に、どの呼び方に定着してるか楽しみにしてます。

「まことたん」とかになってるかも。笑

「まこッぴ」とか。笑

お二人とも、今日は本当にありがとうございました！！

ありがとうございました！