ゲイ 婚活カップル【インタビュー】5年前の今日「はじめまして」

こんにちは。 ゲイ 専用結婚相談所ブリッジラウンジの田岡です。

気が付けは今年もあと少し。

体感的には年明けて3ヶ月ぐらい経過した感覚ですが、本当に12ヶ月ありましたか?


今回もご成婚カップル様のインタビュー記事です。

が!今回のインタビューは一味違います。

お二人がはじめてお見合いで出会ったのは、5年前!

2017年の今日、12月23日です!!

ニノ様(30代前半)

ケン様(40代前半)

お二人とも、私の元会員様。

卒業後も定期的にお会いしているお二人ですが、こちらの漫画『ぼくのはじめてゲイ婚活』にも登場している二人です。

「同性カップル」の生活事情や情報はなかなか手に入りにくく、漠然とした疑問、不安がある方もいらっしゃると思います。

付き合ったその後って、どんな感じなんだろう?

長続きするコツって何だろう?

他のカップルさんってどうやって過ごしているんだろう?

交際後、大変なことって何だろう?

今回は私が「移転した渋谷店に遊びに来てー!」と呼び出しましたが、共に働く石垣も交際数年の会員様のお話しを聞ける機会、とっても貴重なので同席して、「交際後あれこれ」いろいろ聞いてみました!

遡ること5年前

田岡:2017年12月にお見合いしたんだよね。

ケン:ちょうどお見合いの後にクリスマス前だったから、会いましょうって2回目の約束したんですよね。寂しかったんだろうな…。

ニノ:かわいそう(笑)

(笑)

田岡:出会った時から変わらないよね。

ケン:(ニノさんへ)態度がでかいんです。

ニノ:(; ・`д・´)

ケン:嘘です。

田岡:ねぇねぇ!そういえば内見どうだった?

お二人のお家探しにいたるまで

ニノ:石垣さんに流れだけ説明しますね。
これまで僕が彼の家に行く事が多くて、ほぼ同棲みたいな状態だったんですけど、僕たちもうすぐ5年目で、正式に一緒に住もうというのを、お互いの親にも話して、今、新しい新居を探しているところです。

ケン:彼は彼で家はあるんですけど、5年間ずっと住んでいない家にお金だけ払っている状態だったんですよね。

お互いの親にも会って、家の話とかしたら、「断然経済的にも二人で一緒に住んだ方が良いね」と後押ししてくれたんです。

それで、二人で折半してちゃんと一つの部屋を借りようと決めました。

そして今ずっと、探し続けています。

石垣:そうだったのです!詳細、ありがとうございます。
よく、ご成婚されたカップル様から、「同棲のタイミング」についてお悩みをいただくので、こうして一つの事例だけでもご紹介できたら、「カップル生活」のイメージが沸きます。

ニノ:もっと詳しく一つの事例として話すと。。。
最初の方付き合っていたころ、僕たちは別々に暮らしていました。

休日に会いに行く事が多くて、土日に彼の家に遊びに良くケースが多くて、そこからどんどん自分が日数が増えていきました。

ケン:なんか…彼の物が増えていったんです。

石垣:ニノさんが住みついたんですね(笑)

ケン:はい(笑)え、なんで洋服が増えてるの?とか。彼が通販で頼んだ物もうちに届いたりして。

ニノ:移動するのも面倒くさいし、自分は勤務はどこでも大丈夫なので。

ケン:ちょうどコロナの時期に入ったので、余計に家から出なくなりました。

同棲への抵抗感は?

ケン:一緒に住んだことがない人、一人でずっと暮らしてきた人って、二人で暮らす事への不安や怖さ、合わなかったらどうしようって思う事もあると思います。

一人がある程度気楽でいいなと思っていたり。

ニノ:僕は付き合ったらどこかのタイミングで一緒に住みたいと思っていました。
ケンくんは今まで一緒に暮らすというイメージはなかったみたいです。

ケン:家族以外、誰とも暮らせなかったんですよ。
他の誰かが家にいるっていうのがあまり考えられなくて、一人で過ごす時間も好きでしたし。

田岡:長く一人暮らしを続けていると、そういう人は多いと思います。

ケン:些細な事、例えば「これをここに置く」とか、マイルールがあるので、一緒に住んだ時にそこがはまらないと難しいと思います。

もしくは、「まぁいいか」と思えるような関係とか、きちんと「これは違う」とか「譲り合い」ができないとキツイかもしれません。

石垣:正直に話し合えるお相手じゃないと生活空間が息苦しくなってしまいますよね。

ケン:そうですね。
「こうしたほうがいいんじゃない?」というのを、言うだけじゃなくて言ってもらったり、一緒に改善していったり。
「~やっといて」と言われた事はお互いに「わかった」と自然にできています。

ニノ:こだわりある者同士だと難しいかもね。

ケン:僕は結構こだわりがある方で、(ニノさんは)全くないんですよ。

田岡:確かに、「これはここに置いてね」って言われた事をニノさんがちゃんとできるからバランス取れているんだね。

ニノ:文句言いながらね(笑)

ニノ:もしお付き合いして、ゆくゆくは同棲も、と考えているのであれば、まずは休日だけお泊りして、半同棲から始めるのもいいですね。

ケン:確かに、「急に同棲」はこだわりが合わなかった時大変だよね。

石垣:お互いの生活スタイルは事前に知っておいた方がいいですよね。

一緒に暮らす=親へのカミングアウト?

田岡:ただ、「一緒に暮らす」イコール「親へのカミングアウト」だと、そこもお悩みになるポイントかもしれません。

ケン:住民票に名前が載るとか、僕も同棲を決めて初めて知りました。

今まで積極的に周りにカミングアウトしようとかは無かったんですけど、一緒に暮らすとなったら本当に親にだけは言っておかないと、万が一の事を考えて。

ニノ:親御さんとの関係性もありますよね。

自分みたいに、年末とか長期休暇に帰るくらいの距離感の人は、言っておかないと、「何で住む場所変わるの?」って不思議に思われるかもしれない。

田岡:5年間付き合う中で、これまで同棲の話はなかったの?

ニノ:自分はずっと言ってたよ。

ケンくんは一緒に暮らすイメージがなかったから、そこに自分が入って行ったって感じで。

親御さんとの関係性も深いから、多分結構非現実的だと考えてたと思う。

ケン:誰かと一緒に住むってことはいずれかはバレるってことだから、ちゃんと説明しないとな…と、思いつつ過ごしてました。

一人で住んでるけど、親が急に「家を見に行こうかな」ってなった時、家に紹介していない誰かがいるわけじゃないですか。

「いきなり来られても困る」とか言ったら「なんでなんで?」ってなるだろうし。

「いいじゃん寄るだけだから」ってなった時も「いやちょっと…」って変な雰囲気になるし。

親に説明できない。
ずっともどかしい思いをしてきたので、同棲をきっかけに親にちゃんと話す事ができたので、そこからは楽になりました。

田岡:物事が動くときはそうやってバタバタって動いていくんだね。

長くお付き合いをするコツは?

田岡:「ゲイってすぐ別れる」って声もネット上とかであるけど、私が知ってるカップルさんって二人みたいにずっと続いてるんだよね。二人はその秘訣って何だと思う?

ニノ:自分は根本的に人を見る時に大事にしているものがあって、倫理観とか道徳とかそういうものなんです。

例えば信号守るとか、道端にゴミ捨てないとか、社会的道徳ができていない人は何しても人として見れなくて、何が良くて何がいけないかという価値観が近い部分がります。

ルールを守って生きていく方が良いよねっていう自分が大事にしている事に共感してもらえたところが大きいです。

田岡:なるほど、ケンさんは?

ケン:秘訣かどうか分かりませんが、ホッとできる相手。というところですね。

一人がずっと長かったので、他の誰かと過ごす事が考えにくかったのですが、二人でいても違和感がなかったりとか、居心地が良かったり。そこが一番大きいです。

田岡:二人とも変わらずいいバランスを保ち続けてて私も嬉しい。

ありがとう!

これから交際をはじめる方にとって参考になるし、どの方にとっても励みになるはず。

石垣:お二人の貴重なお話、ありがとうございました。
今の会員様や、ご成婚カップル様、ご入会前の皆様に届けられるようにします。

お二人:こちらこそ、ありがとうございました!

お二人は、元会員様。。と書くとビジネス感がありますが、なんだろう?友達??

ニノさんに対しては母のような気持ちになります。母性本能くすぐるタイプ。

とにかくお二人はずっと仲良くしてくれる、私にとって大切な人。

入会してくれた時のこと、それぞれの相談事、鮮明に覚えているので5年も経ったことが信じられないけど、今も仲良くしている二人を見てるだけで心の真ん中がほんわか温かくなります。

また時々こうして会えますように。

いつまでも、いつまでも、仲良しで♡

Merry Christmas!!


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